誰の意見で、その製品は、そうなってしまったのか。

大手企業でメカエンジニアをしている友人の話

とある製品、ここでは「センサー」としましょう、
そのセンサーを商品企画部が企画しました。

特徴は、安価で、いろいろなモノに取り付けられること。

そのセンサーを、工場のあちこちに取り付けることで、
機械が正常に稼働しているか、
温度が正常に保たれているか、
在庫量は適正か、

いろんな情報をつなげて、
デスクの上のパソコンから、工場全体の管理状況が見える。

そんな夢を抱いて企画した「センサー」だったそうです。

売値は1個3,000円を目指しました。
たくさんのものに取り付けたいので、
業界ではありえないほど安価に作る企画だったのです。

でも、試作がでてきたら… 

友人「試作できたんだ」

企画部Aさん「うん…。」

友人「あれ、でも・・・
(シンプルで価格安くして、たくさん使ってもらうことで
価値を生むコンセプトだったと思ったけど)、
いくらで売るの?」

企画部Aさん「7万円らしい」

友人「7万?!・・・・(理解した)。
そうかー。いいコンセプトだったのにね、7万じゃね。」

何があったのか?

みんなの意見を尊重しよう」という流れの中で、

あの機能も必要じゃないか?
これはなくていいのか?
という議論を捨てきれずに、

結局、余計な機能がてんこ盛りになって
コンセプトを失ってしまったそうです。

友人曰く、

プロダクトマネージャーに
大きな権限を与えない製品開発は失敗する


製品開発は、新しいコンセプトであるものほど、

「その世界観が見える人にしか見えない」ものです。

それを、他の、見えない人に評価させてしまうと、うまくいかない。

「変わり種」を受け入れ、
任せることができる組織に変化しなければ、
面白い製品が生まれてこない。

人の意見を潰さないことと、 みんなの意見を聞くことは、違う。

そう感じました。

特に、評価者が「未来がイメージできない人」の場合。
どうなってしまうだろう?

ユニークな製品開発を次々行う会社は、
技術力だけではなく、こういった組織的な土壌が整っているのでしょう。

メールニュースご登録